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ちょっと邪道?な源氏物語入門|現代語訳からYouTube解説までご紹介

8月も終わりなので、駆け込みで浴衣を着た日。


今日は、最近読んで面白かった本のお話を。


私がかねてから
⁡「女の生態、および女人生を取りまくアレコレをとぼけたふりしてこんなに鋭く、
そしてユーモラスに書かれる人は他にいない」と思っている酒井順子さんの「源氏姉妹(げんじしすたあず)」。

日本が世界に誇るスーパープレイボーイ・光源氏の女性関係をすべて白日のもとにさらす暴露本と言いましょうか、

1ページ目から”光源氏と「しちゃった♡」年表”(=光源氏が関係を持った女性たちの名前&その時期を一覧にした親切な表)が出てくる愉快な本です。

源氏物語って
「平安貴族の恋や暮らしぶりを今に伝える歴史的資料」だったり、

「並々ならぬ野心を秘めた男の出世物語」だったり、

「稀代のモテ男ながら本質的には孤独だったと思われる男の生涯」だったり、

「男性に人生を委ねるしかなかった時代の女の不幸の見本カタログ」だったり、

「性的衝動を抑えられない、今では犯罪者まがいの男性の奔放な性記録 」だったり、

実にいろんな見方ができる懐の深い物語だと思います。


そしてこの「源氏姉妹」は、光源氏とその妻・愛人たちの閨の話に焦点を絞って源氏物語を見ようではないか、という一冊。


少々刺激が強いかもですが(?!)、いまと価値観・風習が違いすぎて逆にケラケラ読めてしまいます。

 


著者の酒井さんは女の味方。(と私は勝手に思っている)

だからか光源氏には割と手厳しく、逆に一般的には嫌われがちな女たち(=光源氏の生母をいじめ抜いた弘徽殿の女御や、嫉妬のあまり生霊となって光源氏の恋人や妻を殺した六条御息所など)
⁡に魅力を見出す視点も彼女ならではで爽快でした。


源氏物語のストーリーを知らないとこの本はおもしろくないので原作を読んでいることが前提になりますが、「源氏物語って敷居が高そう。。」と思うことなかれ、です。

今は幸い現代語訳がたくさん出ているので、古文アレルギーの人でも十分楽しめます。
(私は角田光代さんの現代語訳を読みました。)



さらにさらに、「現代語訳でも辞書みたいな分厚さ×3冊もあるの…」と躊躇してしまう人には、源氏物語のあらましと魅力を芸人さんが紹介したYouTubeでの予習がおすすめです。

芸人さんの動画なので「風雅で優美な源氏物語入門」とはいかず、「アクション映画の解説かな?!」と思うノリですが笑、かなりわかりやすくて面白いです。

【源氏物語①】ロイヤル・サクセス・パニックラブストーリー


YouTubeで源氏物語の流れをつかみつつワクワク期待を高め、現代語訳を堪能し、派生本を楽しんでみる…というのがいいと思います。

以上、私の源氏物語ガイドでした。♡


京都はその辺に普通に源氏物語ゆかりの地が点在しているので、ふと平安時代にいざなわれること日常茶飯事です🌸